「君と僕。2」第6話の演出のポイント
962 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 15:38:26.20 ID:RVWo9slP0
6話の演出の最も注目するべきはこの場面、ここに演出のほぼ全てのポイントが見て取れるはず
以下、詳しく説明していく(後半辺り意味が分からなくなっていたらすまん)
963 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 16:13:21.89 ID:RVWo9slP0
まず服装、これには祐希から見た花代さんの姿、そして自分自身の理想像が描かれている
また一目で分かるインパクトの強さは、6話の演出の軸になっていることも示している
黒いドレスの花代さんは、まさに色気溢れる大人の女性そのものであり祐希の憧れでもある
そんな彼女に自分を見て欲しい、とばかりに祐希はスーツ姿という洒落た格好をする(黒いスーツを着こなし花代を見つめ続ける祐希)
しかし、どんなに背伸びして大人びた姿を演出しても花代さんは祐希に振り向いてくれない(花代は俯き加減のまま背中を向け続ける)
ここで花代さんの向きや祐希のポーズが大きな軸になっていくのだが、それに関しては後述の演出の舞台で説明する
次に舞台、服装がメインであるが故に目立たなくなってしまいがちであり、お洒落な背景としか意識してない人が多いと思う
自分も当初はそうとしか思っていなかったが、根底を考察していくうちに実はこれが6話の演出で最も大事な部分であると気が付いた
まずこの場面の立ち位置は信号の前に立っていた祐希と花代さんの立ち位置が意識されている(花代が左側、祐希が右側で隣り合わせ)
そこから壁に描かれた十字模様、これは車道を表しているということが伺えるのだが、実はここは大きなポイントになる
何故なら壁の十字模様が車道を表していると仮定して演出を見ると…
・花代さんの向いている方向は横断歩道の設置された道路(=これから進んでいく帰り道)であり、決して明るくない人生の道
・壁に寄り掛かる祐希は横断歩道を渡る花代を見送る姿であり、この地に留まる姿
・壁の十字模様は横断歩道付きの道路であり、線を越えた先は後戻りできない人生の分かれ道
…と、暗示による解釈の辻褄が全て裏付けされることになる
964 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 16:14:46.35 ID:RVWo9slP0
さらに、この演出で実はもう一つの肝になっているのが光と影の具合
花代さんは光とは逆方向を向き、暗い表情で下を俯き加減に見ている
これは花代さんがこの地との別れや引っ越し後の生活にどこか暗いものを感じていることを祐希が察しているという解釈ができる
(祐希との会話や最後の親子の会話シーンを考えてみれば、原因は母親との接し方によるものが大きいと思われる)
そして祐希は光の向きに位置しつつも、顔半分には影を落とし壁には花代さんの体を掠めるような影が差している
これもまた表面的には出来る限り平静を保ちつつも花代さんに惹かれる思いから内心に暗い影を落としているという解釈ができる
とまあ、こんな風にあの演出には視聴者、祐希、花代のそれぞれの視点から描いた無数の意味が込められていたのだと自分は予想した
そういう大まかな面から細かい部分まで6話の演出は秀逸だなぁと感じた、ここまではさすがに深読みしすぎか?
その部類の人もこういう所に目を向けてみると少しは見る目が違ってくるだろうに、良い所を全く見ようとしないのが惜しい
965 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 16:57:14.54 ID:Jd8DLDVt0
>>964
多分深読みしすぎかな まあ深読みが悪いことではないけどさ
良い所を見ようとしないというか、直観じゃ分かりにくい表現だからこのアニメが好きじゃないとそれらの表現が変なものに見えるんだろ
俺は原作持ってるけど、1期7話以外の表現は初見では不自然に感じた
966 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:09:11.97 ID:VTbkmazt0
1期3話の表現が一番よくわかんなかった
968 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:35:17.33 ID:Jd8DLDVt0
>>966
1期3話に表現らしい表現ってあったっけ?
969 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:53:54.52 ID:VTbkmazt0
>>968
終盤に夕方学校の屋上で千鶴と祐希が話してて急に祐希ひとりが屋上にいる場面がでてきて
その時間は昼になってる描写がちょくちょくあった
971 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:55:50.65 ID:4ZJfHSFF0
そーゆーコトだったのか
972 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:58:52.92 ID:4ZJfHSFF0
>>959>>963>>964友達に話してみたらスゲェ嫌がられた祐希だって男子高校生なんだから恋ぐらいするだろ
973 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:59:56.00 ID:vrTHS9Oy0
>・壁の十字模様は横断歩道付きの道路であり、線を越えた先は後戻りできない人生の分かれ道
一方通行の道でもあるまいし数分で戻ってこれるよ
戻れない云々という意味では、キャンペーン終了前後の皿の方がまだ適してると思うが
974 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 18:35:22.79 ID:QjK5HVLgi
横断歩道そのものが一方通行性を持ってるのでは当然なく
ある人物が迷いを振り切って自分の夢を実現させるために横断歩道を渡ったとき、
横断歩道を渡ることは、何かを乗り越えて未来に進むことと結びつけて考えられるということ
そう捉えたとき初めて、横断歩道が時間の不可逆性からくる一方通行性を獲得する
979 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 19:38:51.16 ID:vrTHS9Oy0
>>974
>横断歩道が時間の不可逆性からくる一方通行性を獲得する
ちょっと何言ってるか分らないですね、覚悟の話なら学校の門出た所で十分ですよ、実際もう入れないんだし
980 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 20:03:50.30 ID:vrTHS9Oy0
ましてや美容師に『出戻ってる』訳だしね
横断歩道に対して、一時停止からの前進や、間の溝等を暗喩するなら分るが
戻れないだ、一方通行だと解釈するのは無理があるw
993 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 22:08:02.52 ID:9V0u1V2+i
>>980
簡単に「横断歩道」を歩むことを「人生」を歩むことだと仮定しよう
つまり「横断歩道」は「人生」である
我々は「人生」を戻ることはできない
ここで「人生」に「横断歩道」を代入すると、「横断歩道」を戻ることはできない、と結論できる
「人生」とは粗雑な言い方だが、要するにこのようなことをやっている
このことは仮定が正しい限り正しい
なぜこのような仮定を放棄しないかというと、それによって、青春の一過性という学園青春ドラマにおけるおよそ普遍的なテーマが出てくるからだ
我々は愚劣なほどに若い学生のあの頃を一度しか体験できない
このテーマが君僕においても掘り下げられ、全体のテーマとなるだろうことは初詣の回でほとんど予告されている
つまり本回は全体のテーマと切り離せない、ということを言いたい
6話の演出の最も注目するべきはこの場面、ここに演出のほぼ全てのポイントが見て取れるはず
以下、詳しく説明していく(後半辺り意味が分からなくなっていたらすまん)
963 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 16:13:21.89 ID:RVWo9slP0
まず服装、これには祐希から見た花代さんの姿、そして自分自身の理想像が描かれている
また一目で分かるインパクトの強さは、6話の演出の軸になっていることも示している
黒いドレスの花代さんは、まさに色気溢れる大人の女性そのものであり祐希の憧れでもある
そんな彼女に自分を見て欲しい、とばかりに祐希はスーツ姿という洒落た格好をする(黒いスーツを着こなし花代を見つめ続ける祐希)
しかし、どんなに背伸びして大人びた姿を演出しても花代さんは祐希に振り向いてくれない(花代は俯き加減のまま背中を向け続ける)
ここで花代さんの向きや祐希のポーズが大きな軸になっていくのだが、それに関しては後述の演出の舞台で説明する
次に舞台、服装がメインであるが故に目立たなくなってしまいがちであり、お洒落な背景としか意識してない人が多いと思う
自分も当初はそうとしか思っていなかったが、根底を考察していくうちに実はこれが6話の演出で最も大事な部分であると気が付いた
まずこの場面の立ち位置は信号の前に立っていた祐希と花代さんの立ち位置が意識されている(花代が左側、祐希が右側で隣り合わせ)
そこから壁に描かれた十字模様、これは車道を表しているということが伺えるのだが、実はここは大きなポイントになる
何故なら壁の十字模様が車道を表していると仮定して演出を見ると…
・花代さんの向いている方向は横断歩道の設置された道路(=これから進んでいく帰り道)であり、決して明るくない人生の道
・壁に寄り掛かる祐希は横断歩道を渡る花代を見送る姿であり、この地に留まる姿
・壁の十字模様は横断歩道付きの道路であり、線を越えた先は後戻りできない人生の分かれ道
…と、暗示による解釈の辻褄が全て裏付けされることになる
964 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 16:14:46.35 ID:RVWo9slP0
さらに、この演出で実はもう一つの肝になっているのが光と影の具合
花代さんは光とは逆方向を向き、暗い表情で下を俯き加減に見ている
これは花代さんがこの地との別れや引っ越し後の生活にどこか暗いものを感じていることを祐希が察しているという解釈ができる
(祐希との会話や最後の親子の会話シーンを考えてみれば、原因は母親との接し方によるものが大きいと思われる)
そして祐希は光の向きに位置しつつも、顔半分には影を落とし壁には花代さんの体を掠めるような影が差している
これもまた表面的には出来る限り平静を保ちつつも花代さんに惹かれる思いから内心に暗い影を落としているという解釈ができる
とまあ、こんな風にあの演出には視聴者、祐希、花代のそれぞれの視点から描いた無数の意味が込められていたのだと自分は予想した
そういう大まかな面から細かい部分まで6話の演出は秀逸だなぁと感じた、ここまではさすがに深読みしすぎか?
その部類の人もこういう所に目を向けてみると少しは見る目が違ってくるだろうに、良い所を全く見ようとしないのが惜しい
965 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 16:57:14.54 ID:Jd8DLDVt0
>>964
多分深読みしすぎかな まあ深読みが悪いことではないけどさ
良い所を見ようとしないというか、直観じゃ分かりにくい表現だからこのアニメが好きじゃないとそれらの表現が変なものに見えるんだろ
俺は原作持ってるけど、1期7話以外の表現は初見では不自然に感じた
966 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:09:11.97 ID:VTbkmazt0
1期3話の表現が一番よくわかんなかった
968 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:35:17.33 ID:Jd8DLDVt0
>>966
1期3話に表現らしい表現ってあったっけ?
969 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:53:54.52 ID:VTbkmazt0
>>968
終盤に夕方学校の屋上で千鶴と祐希が話してて急に祐希ひとりが屋上にいる場面がでてきて
その時間は昼になってる描写がちょくちょくあった
971 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:55:50.65 ID:4ZJfHSFF0
そーゆーコトだったのか
972 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[] 投稿日:2012/05/15(火) 17:58:52.92 ID:4ZJfHSFF0
>>959>>963>>964友達に話してみたらスゲェ嫌がられた祐希だって男子高校生なんだから恋ぐらいするだろ
973 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 17:59:56.00 ID:vrTHS9Oy0
>・壁の十字模様は横断歩道付きの道路であり、線を越えた先は後戻りできない人生の分かれ道
一方通行の道でもあるまいし数分で戻ってこれるよ
戻れない云々という意味では、キャンペーン終了前後の皿の方がまだ適してると思うが
974 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 18:35:22.79 ID:QjK5HVLgi
横断歩道そのものが一方通行性を持ってるのでは当然なく
ある人物が迷いを振り切って自分の夢を実現させるために横断歩道を渡ったとき、
横断歩道を渡ることは、何かを乗り越えて未来に進むことと結びつけて考えられるということ
そう捉えたとき初めて、横断歩道が時間の不可逆性からくる一方通行性を獲得する
979 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 19:38:51.16 ID:vrTHS9Oy0
>>974
>横断歩道が時間の不可逆性からくる一方通行性を獲得する
ちょっと何言ってるか分らないですね、覚悟の話なら学校の門出た所で十分ですよ、実際もう入れないんだし
980 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 20:03:50.30 ID:vrTHS9Oy0
ましてや美容師に『出戻ってる』訳だしね
横断歩道に対して、一時停止からの前進や、間の溝等を暗喩するなら分るが
戻れないだ、一方通行だと解釈するのは無理があるw
993 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/15(火) 22:08:02.52 ID:9V0u1V2+i
>>980
簡単に「横断歩道」を歩むことを「人生」を歩むことだと仮定しよう
つまり「横断歩道」は「人生」である
我々は「人生」を戻ることはできない
ここで「人生」に「横断歩道」を代入すると、「横断歩道」を戻ることはできない、と結論できる
「人生」とは粗雑な言い方だが、要するにこのようなことをやっている
このことは仮定が正しい限り正しい
なぜこのような仮定を放棄しないかというと、それによって、青春の一過性という学園青春ドラマにおけるおよそ普遍的なテーマが出てくるからだ
我々は愚劣なほどに若い学生のあの頃を一度しか体験できない
このテーマが君僕においても掘り下げられ、全体のテーマとなるだろうことは初詣の回でほとんど予告されている
つまり本回は全体のテーマと切り離せない、ということを言いたい
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